2017年7月4日火曜日

良い仕事ができない理由 作り手と受け手の溝

僕たちが仕事と呼んでいるものは、有形無形問わず何かを誰かから誰かへ受け渡す。

受け手にとって価値があれば、それは良い仕事だ。

そして何かを作る人は、受け手にとっての価値を生み出すために知恵や工夫を凝らしている。

誰もが良い仕事をしたいのだろうけど、正直、価値が感じられない仕事もある。

今日、作り手の側に居ながら、受け手になる場面があった。

顧客へのプレゼンをぶっつけ本番で聞いたのだけど、その際、どう受け取れば良いのか戸惑う不思議な感覚を持った。

データの並べ方というとても単純な加工なのだけど、なぜその並べ方をしたのか、データを準備した作り手の意図を事前に知らなかったので価値を感じられなかったのだよね。

本来「データの並び」は作り手が考えている以上に受け手に大きなメッセージを与えてしまうから用心深く扱わなくてはならないのだ。

そしてコミュニケーションによってメッセージを正しく理解してもらえると仕事に価値が生まれる。

でも、受け手はそのメッセージを理解できない場合、価値を感じることができない。

実は、こうした作り手から受け手へのメッセージはデータの並びだけでなく、有りとあらゆるものに内在されている。

もちろん、具体的に記述された「メッセージ」もあるけど、多くの場合は記述以外の形で表現されている。

この表現を間違うと仕事は価値を失う。

上手な作り手はこのバランスが絶妙で、機能やデザイン、イラストに無言のメッセージを外化する。

下手な作り手はそもそもメッセージを持たないか、自分の頭の中でメッセージをこねくり回しているだけでそれらは外化されない。

結局、良い仕事とは、何を作るかよりも何を伝えるのかなのでしょう。


僕たちはメッセージを探してしまう











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