2017年7月2日日曜日

ほぼ日の上場で思い出し感じること

糸井重里さんが社長を務める「ほぼ日」が今年春に上場した。

個人事務所から始まり社名にもなった『ほぼ日刊イトイ新聞』の創刊から19年経ってからの上場だ。

昨今、スピード上場がもてはやされる中、19年目の上場は珍しいのじゃないだろうか。

スローライフならぬスロー上場だよね。

「ほぼ日」の売上の多くは「ほぼ日手帳」という手帳らしいけど、この手帳の歴史を最近読む機会があった。

手帳が試行錯誤、失敗を繰り返しながら徐々に支持を得てきた過程がわかって面白い。

その中でも、2005年にロフトのオープンバイイングという公募で手帳が店頭に並んだことは驚きだった。

実は僕も、傘の商売をしていた時、オープンバイイングではないけどロフトに商品を新規で取り上げてもらったことがある。

開発した新商品をギフトショーに持ち込んだところ興味を持ってくれたのだ。

日本では多くの小売店で仕入れといっても返品条件付きであることが多く、実際に店頭に並んだ商品が売れなければならないが、そもそも店頭に並ばなければ始まらない。

これまでに無い商品を作るとき売れると信じる反面大きな不安もある。

そういう意味で店頭に置いてもらえることで大きな勇気をもらったことを今でもはっきり覚えている。

東急ハンズもギフトショーで展示品を観てくれたけど、あまり興味を引かないようだった。

印象的だったのはロフトのバイヤーは若くて好奇心があり、行動力だけでなく、新しいことに積極的に取り組む姿勢が強いことだった。

さて、「ほぼ日」がロフトのオープンバイイングに応募したのも、ロフトが「ほぼ日手帳」を仕入れたのも僕は自然な出来事であったように思える。

そして、そこから12年経って「ほぼ日」が上場に至ったことはなんだかいろんな意味で嬉しくなった。


壊すのでなく育てる





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