2016年8月31日水曜日

なぜ「サイレントお祈り」は無くならないのか 採用担当者のジレンマ

就活に関して、この2年で話題になっているのが「サイレントお祈り」だね。

これ、就活生にはメチャクチャ評判が悪い。

当たり前だよね。

でも、なんでこんな事が起こるのか、なぜ無くならないのか、という議論が活発に行われているという話はあまり聞いたことがない。

採用担当者にとって見れば仕方がないことであって、あまり深掘りしたくない問題なのかもしれないです。(「忙しくて手が回らない」という話もあるけどまあ、言い訳っぽいね)

そこで、なぜ起こるのか考えるけど、ゲーム理論で有名な「囚人のジレンマ」が思い浮かびます。

「囚人のジレンマ」では二人の囚人の自白する、しないでそれぞれの合理的な決定が最適解(二人ともハッピーになれる選択)にならない。

「サイレントお祈り」に置き換えれば、採用担当者の合理的な決定が就活生含めた社会全体の望ましい状況にならないのだ。

これを防ぐには「協調」が必要になるのだけど、そこに至るには何回か繰り返す必要があって、まだ数年こんな状況が続く可能性のほうが高いと思います。

で、ね。経団連が行うべきは、選考時期をどうこうもあるけれど、「サイレントお祈り」みたいな社会全体にとって望ましくない合理的活動に対処することじゃないかな。

ただ、「サイレントお祈り」だけでなく「内定辞退」も同じくナッシュ均衡だ、ということも忘れちゃいけないよね。


サイレントうさぎ



2016年8月30日火曜日

闘志? 謀反? ハリルホッジ監督が金崎を外した理由を「態度」で考える

サッカーW杯3次予選がいよいよ始まる。

その矢先、代表メンバーから有力な選手が外されるという「事件」が発生した。

事の詳細は記事の内容からしかわからないけど、リーダーとしてハリルホッジ監督が問題視した態度の本質をすこし考えてみたい。

「受け入れがたい」ハリル監督、金崎に激怒

監督が問題にしたのは、途中交代で監督に悪態をついたことと記事にはあるが、有名なサッカー選手が悪態をつくことは珍しくないよね。

古い話になるけど、ジーコがPKで置かれたボールに唾を吐いたのは結構ショッキングだった。

ジーコはもちろんレッドカードで退場になったけど、金崎選手はピッチの外に出たあとの内輪もめなのでイエローカードも出ていない(よね?)、つまり、サッカーのルールでは問われない行為でした。

しかし、金崎選手が受けた代表落選はとても重いペナルティです。

これは「サッカー」というスポーツを構成するシステムのペナルティではなく監督個人の裁量で、チームマネジメント上の采配だということがわかります。

さて、心理学で「態度」とは、価値信念要素、感情要素、行動傾向で構成されるものであり、金崎選手の「態度」は、「自分がなんとかするべきだ」「怒りの表現を好む」「行動を抑えられない」といった要素に分解されそうだ。

で、監督が問題視したのが、「感情」と「行動」であるとすれば、選手に対しても自分と同じように自分自身と場をコントロールすることで闘いに勝つことを求めているのではないかな。

つまり、金崎選手の態度は「謀反」ではなく、「戦術」にマッチしないと考えたのかもしれない。

もちろん、ハリル監督の価値信念要素が「選手は監督を敬うべきだ」である可能性も少なからずあるけどね。


全部で11!



2016年8月29日月曜日

事業を立て直す配列を考える 

製造業、サービス業、ITなど業界業種に事業が厳しくなると、当然立て直しがはじまるけど、立て直すためのプロセスは簡単に思いつくものとはちょっと違います。

例えばドラマや映画などフィクションの世界では、「主役が交替し方向性を明示、戦略への反発と修羅場を乗り越えみんなの合意を経て事態が改善して大団円」、みたいなシナリオが多いけど、現実はそんな風に進まないよね。

ではどう進むのかというと自分の経験もだけど、困難な状況から立ち直った多くの有名企業を見ると一番最初に来るのは「戦略」だと思う。

困難な状況は徐々に進行するけど何も手を打たない、ということは無いからです。

この若干の「戦略」は、あまり状況を好転させてくれず、かなり早いスピードで「修羅場」がやってくる。

この「修羅場」は誰に頼ること無く腹を括らなければならないもので、経営陣に根本的な「合意」、すなわち「自分たちがどう変われるのか」が試される瞬間でもあるのです。

何のために、何を、何故やるのか。そしてどこへ向かうのかという根本的な存在意義への「合意」を経て、はじめて明示されるのが「方向」ですね。

最初の「戦略」段階で示されるのは残念がら立て直す真の「方向」ではないみたい。

そして、この「方向」はそれまでの事業の根幹を揺さぶるものになるので、それまで組織の中核に居た人が必ず去ることになる。

けれど、実はこれはとても健全で重要な交替(代謝)ではないかと考えます。

手練の者は知らず知らずに組織のポテンシャルに蓋をしているからです。

こうして、強い「合意」と真の「方向」と健全な「交替(代謝)」によって刷新された組織では、現場実務者が自らしなやかな「改善」を手掛ける草の根パワーが事業の再生力であり、その後の組織の幹になっていくのでしょう。


ナギさん

2016年8月28日日曜日

爺の眉毛と親父の小言 どちらも抜けが悪いらしい

歳を順調に重ねる中で不思議に思うのが髪の毛が薄くなったり白くなったりするのにながーい眉毛が目立ってくることです。

眉毛じゃなくて髪の毛なら良いのにね。

今は映像の世紀でなんだかんだ写真が残るし、加齢に抗う上でも適度にトリミングを心掛けてます。

ところで、何で眉毛が長くなるかと言うと、「抜けなくなる」からだとか。

抜けなくなるのも老化らしい。

ところで、歳を取ると抜けなくなるものに「親父の小言」があるよね。

役に立つ人生訓ならまだ良いけど「親父の小言」のなかでも長い眉毛に劣らず見苦しいのが、「だからダメなんだ。俺の時は・・・」みたいに、相手の業績を否定し自分の成果を年下に向けて顕示しちゃう例のやつです。

最近では、卓球の水谷選手に対する張本氏、日本ハム大谷選手のホームラン本数に対する金田氏の態度、ちょっと前では、イチローのヒット本数に対するピート・ローズ氏が個人的に見苦しいそれなんだけど、「親父の悲しい習性」だよね。

で、長い眉毛といっしょで、なかなか抜けずにどんどん成長しちゃう。

徳を積めばグッと堪え整えることが出来るのだろうけど、そうでないと伸び放題、ぼうぼうで他者から眉をしかめられる人になる。

だから、「あれ?なんだか眉毛が長くなってきた」と気づいたら、「だからダメなんだ。俺の時は・・・」もいっしょに綺麗にトリミングして、ステキな高齢化社会を作りましょう。


伸び放題!







2016年8月27日土曜日

代役 A GO GO! オルタナティブな世界が生み出すチャンスを活かす人とは

チームの主役が病気や怪我で欠場・・・
次を任せようと期待していた後輩が転身・・・
天候の急変でPJリーダーが不在・・・

世の中には不測の事態がゴロゴロしているよね。

このところ世間を騒がしている事件では、息子が逮捕されて代役を立てなくてはならない一方で、母親は舞台に穴を開けない決断をしたけど、その俳優親子の状況が象徴しているのは、「それが有り得ることだ」ってことです。

だからプロジェクトマネジメントで行うリスクマネジメントにはメンバーの不測の事態に対する対策案が必須になるんだ。

つまり、代役を事前に考えておきましょう、ってことで、オルタナティブ(alternative、代替手段)な世界を描くのです。

でも、どうにもならないこともあるわけで、リスクマネジメントでの対策の中には、「受け入れる」がある。

「そうなったらその時考えましょう」なんだけど、ケセラセラ(成り行き任せ)ではないところを忘れちゃいけないよね。

で、ね。仕事ができる人は常にオルタナティブな世界を持っている、っていうことだ。

それは実際の世界の何倍も広い空間と時間を持った世界なのです。

その架空の空間を準備している人は、時に現実の空間と入れ替わった時にも力を発揮できる、つまりチャンスを活かすことができるのだね。

だから、ポジティブなものでもネガティブなものでもいいから現実になるかもしれない世界をたくさん作ってみましょう。


コレクターもある意味オルタナティブな世界を生きている?


2016年8月26日金曜日

「最適解」よりも「設計解」を出そう 成果思考からデザイン思考へ

無限の組合せと逐次変わる状況変化の中で「最適解」なんてあるのだろうか。

採用や配属、チーム編成などでマッチングの議論が出る時にいつも頭にあるのがこの問いです。

結論や結果が欲しい人ほどもっとも合理的で効率のよい答え「最適解」を欲しがるし、それ以外にが眼中にないから、議論がとても乱暴で貧相になっていくよね。

挙句、「で、それがほんとうに最適なんですか!」なんてぶち切れたりと本当に乱暴な感じなるのでもう嫌になっちゃう。

メタにとらえると、実は成果だけに関心がある人は「最適解」なんてどうでもいいのです。

だから、他のコトに関心が移ると問題をさっさと放り出してしまいます。

ロクに仕様を決めもせずに見積もりだけ要求し、提出した後はナシのつぶてというケースに、たまに遭遇するけど、大概それらの人は偏屈な成果思考だよね。

先日、元同志社大学の村上教授から”「最適解」でなく「設計解」を”という話を聞いたとき、『あ〜、まさにそういうことだよな』と個人的にとても納得しちゃった。

「なにをどう積み上げるか」、「積み上げて何が起こるか」、「それは想定されたものか、そうでないのか」、「そうなった本質は何か」、「では次に何を積むのか」その一連のプロセスを通じて創造的に課題を解決しようとするのが「設計解」だと思うし、想定外の現象への強い耐性がある一方、簡単に投げ出さないコミットメントが求められるのです。

自分の思い通りの結果が欲しいという強欲さは現実の複雑さ、不確実性に適応できないことがバブル経済の崩壊やリーマンショック、人事制度における「成果主義」の失敗などでも明らかだから、「最適解」や「成果思考」に陥りやすい人ほど知性や知恵をつかって少しでも前進するためにデザイン思考を身につけなくちゃいけないのだね。


安倍マリオきのこ No.2


2016年8月25日木曜日

2年前をリフレクションして「成長に関わること」を考える

行く予定をしていた「大学生研究フォーラム」で人事のアイドル、中原淳東大准教授がどうもリフレクションの大家、ユトレヒト大学のコルトハーヘン名誉教授の話をしたらしいです。

それの文脈を知らずに何だかんだ語るのもお門違いなので、もう2年近く前になるコルトハーヘンさんを迎えてのスペシャルワークショップを思い出してみた。

スペシャルワークショップ冒頭はコルトハーヘンさんの実体験に基づく気づきだった。

それまでの教育的知識を教師が教室で与えるという枠組みに限界を感じていたコルトハーヘンさんは、子供達自身の日常的な問題でリフレクションが必要だと気づいたらしい。
 
教師の立場とは、知識を与えるものから促すものに変わるべきだってね。

変わる続ける世界において、理論はどこまで役立つのか問いが起きたらしい。 で、教育は理論から実践への転換を行うことが課題ととらえてリフレクション学を考えたんだ。

結局、教育の目的は、成長し続ける力を発達させることであり、人は経験から学ぶ術を学ばなければならない。だから、リフレクションが重要だと行き着いたと言っていた。

いま思い返しても、とても大切な気づきだね。

特に人の成長に関わろうとしたら、ある力を身に着けさせることよりも、力を身に着けさせる力を身に着けさせることのほうが遥かに大切だってことなのだ。

教育者の大村はまさん(故人)は、恩師から「考えることをさせた人が一番偉い」と薫陶を受けたそうだけど、まさに、メタな力を使って思考や能力を発揮するのがポイントだね。


成長し続ける関わりを!







2016年8月24日水曜日

親と子の世代を繋ぐもの オリンピックやら何やら

卓球に体操に重量挙げとオリンピックで活躍した日本人選手の多くが親も同じ種目の競技者だったよね。

メダルを目指すためには、小さいうちから最適な環境と目一杯の支援を受けることが必須であることは疑いようがない。

日本の場合はその環境を準備したり、支援を行うのが親であることが多いような気がするけど実際はどうなのだろう。

スポーツの世界には様々な統計データがあるのできっと分析は終わっているだろうね。

さて、オリンピックでの活躍を見るに、幼少期から育てる関わりを通じて親から子に何がバトンタッチされているのか気になるんだ。

スポーツに限らず、議員やタレントなど巷には「二世モノ」が溢れている。

昨日は大きな悪いニュースも駆け巡ってしまったけど、競技や職業への適合度はDNAと環境を通じて間違いなく渡されているよね。

しかも世界と戦う能力を生み出す要因になっている。(しつこいけどNGケースも多い)

親が商売をしていれば、子供は経営者への適合度が増すから、商才があって会社の視座で仕事を考える商売人人材が欲しいと思う企業は、親の職業と環境、支援の有無を確認すれば良い。

ただ、大企業がそいういう人材ばっかり集めちゃうと、「親が商売人であるところの人材」はどんどん減っていって絶滅危惧種になっちゃうかもしれない。

ギリシャみたいに公務員ばかり増えて社会の再生力が落ちてしまったように、会社員ばかり増える社会にも一抹の不安を感じちゃうよね。

だから社会全体として、商売人をもっと大切にして仕事の多様性をしっかり維持しなくちゃいけないと思うのだ。


多様性!






2016年8月23日火曜日

オワコンを決めるのは誰だろう

オワコンってネット文化が生み出した珠玉の言葉だと思うのだ。

要するに「終末を迎えた文脈」ってことなんだろうけど、当人は終末だと思ってねーじゃんという皮肉もあって短い4文字に込められた悲喜こもごもは見事だよね。

でも、みんながオワコンと思っていても、実は終わっていないことがたくさんある。

例えばポケモン。

ロングセラーではあっても、「妖怪ウォッチ」とかに主役の座を奪われた感は否めなかったでしょ?

任天堂の株価もずっと下げ一方だったよね。

でも、ポケモンGoの世界的ヒットでオワコンじゃなかったことがはっきりわかった。

そんな例は世の中でゴロゴロしている。

で、ね。思うのは、結局、人は飽きるとすぐオワコンにしたがるけど、オワコンと思わない人がいる限りオワコンじゃないってことだよね。

その最たるものが自分への期待だ。

本人が定年だからと決めてしまえばオワコンだけど、活躍の仕方を考えればオワコンじゃない。

実は、オワコンには寂しい響きがあるのだ。だから、皆、オワコンにならないことを望んでいる。

他人も自分も、ね。


おわん、じゃなくてオワコン

2016年8月22日月曜日

落ちる? 落とす? 落とし方を決めたがるヒト

関係者が複数いて利害調整が生まれるとき、予め決着を決める人がいる。

達成志向って言えばそうなんだけど、成長志向かと問われるとそうとも言い切れないよね。

なぜなら、可能性の大きさに比べて想定する落とし方は世界が小さいからだ。

落とし方を決めるって結局、世界を狭めることを決めることに成りがちだけど、それはコントロールできる範囲だね。

だからすぐ落とし方を決める人ってネガティブな評価を受けてしまうのじゃないだろか。

でもどんなときでも成長が必要だって考えるのも強迫観念が強すぎるから、あえて成長を問う意味で落とし方を考えるのは面白いと思う。

「まあ、これくらい出来れば良いでしょう」
と考えていたのに結果がそれを遥かに凌駕したらシンプルに爽快だ。

落とし方を決めずにモノゴトに取り組むことを「チャレンジ」とも言うけど、それは「落とす」より「落ちる」感じなのだろうね。


落ちた!

2016年8月21日日曜日

誰でもメタ能力を持っている 問題はその能力をどう活かすかだ

Cogito ergo sum

デカルトの命題として有名な「我思う、ゆえに我あり」は、俯瞰的に自分を捉える代表例だね。

こういうメタ認知する能力って生き物は基本的に持っているんじゃないかな?

例えば自分以外のものを認知することは環境に適応するうえで必須だけど、自分以外ってことは自分を知ってはじめて成立する概念だよね。

なんでそんなこと考えているのかっていうと、波頭亮っていうコンサルの人が、バトミントンで金メダルを取った松友選手のことを

松友選手の言葉からは、“優しさ”という性格面の特性よりも、「メタ認知」の能力的な特性を感じます。 競技の世界で「メタ認知」の能力は、技術や体力を試合の中で戦略的に使うために極めて重要な能力です。

ってツイートしていたからなんだ。

金のバド松友が持つ勝敗「超越した優しさ」にすごみ”っていう記事に対してツイートしているんだけど、記事にもツイートにも違和感を感じる。

それは冒頭でも述べたように「メタ認知」自体は誰でも持っていると考えるからだね。

で、ね。大切なのは「メタ認知」と他の能力をどう組み合わせて力を発揮するのかだと思う。

例えば松友選手であれば、他者への感謝や敬意を自身の鍛錬力と試合での集中力に変えている。

つまり、メタ認知を意味づけし、鍛錬力、集中力をドライブして金メダルを取ったのだ。

一方で、メタ認知に下手な意味づけをしている人も少なくない。

自分が如何にダメかということを的確、冷静に分析するけど成長できない(同じことを繰り返す)人などはそれ。

成長する人(結果を出す人)がメタ認知から行う意味づけは、力を発揮するうえで合理的だし感動がある。

それくらい独創的なので、簡単に真似られるものではないのだろうね。


メタ認知であなたの世界を創る


2016年8月20日土曜日

「成長」は結果 大事なのは「上達したい思い」だよ

写真家田中希美男さんのツイットが眼にとまった。

写真上達のために。
『手習い、目習い、耳習い』

手習い:たくさん写す
目習い:良い写真をいっぱい見る
耳習い:撮った写真を人に見せて感想を聞く

過日、グラフィックレコーディング・ワークショップで「大切なのは場数」であると示唆を受けたけど場数のツボとは『手習い、目習い、耳習い』であるように思う。

グラフィックレコーディングに言い換えると

手習い:たくさんグラフィックレコーディングを書く
目習い:良いグラフィックレコーディングをいっぱい見る
耳習い:グラフィックレコーディングを人に見せて情報をシェアし意見をもらう

だね。

何事でも身体で覚え、知識を増やし、良いフィードバックをもらうことは上達の過程において欠かすことが出来ない。

だとえば仕事でも、まずやってみることで「なにものか」を知らなければ、知識やより良い仕事とは何かを理解することは出来ないし、的確なフィードバックを貰えなければ成果は上げられない。

だから、不安や面倒臭がって取組みはじめることを回避する人は永遠に上達できないよね。

知識一辺倒の人はナレッジベースになれても仕事の達人にはなれないし、謙虚に本心から耳を傾けらない人の不幸な行末はかなり見てきた。

で、ね。それらの人を思い浮かべるに、「上達したい」っていうマインドセットがあって初めて『手習い、目習い、耳習い』の効果が現れ、人はその道での成長を遂げるのだってことだ。

オリンピック400mリレーで銀メダルを撮った日本チームはより速く走りたい、という思いがバトンタッチを上達させ、銀メダルという成長を遂げたと、考えても良さそうだね。


いつかは越えるぞ!


2016年8月19日金曜日

「モノ」とは「ヒト」を知る入り口

人と組織に関わる仕事をしているけど、たまに採用面接で人に興味が無さそうな応募者に合うことがある。

マーケティングに興味がある人とコンサルティングの興味がある人だね。

それらの人からはスキルを得て、モノのようにヒトを扱おうとする姿勢が見え隠れするんだ。

でも、人とその集まりである組織は、モノのように扱うことが出来ない。

理由は簡単で、ヒトだけでなく、イキモノ全てがそうなのだけど、心の存在とスペックで表しようがない複雑さがあるからだよね。

さて、モノって何だろうと考えてみると、実はヒトを知るためのキッカケだということに気づくことになる。

誰にでもモノを作ったヒトを知った時、モノの意味が変わってしまう経験があると思う。

それを逆手にとった、トレーサビリティと称して生産者の顔写真をつけた農産物をスーパーでたまに見かけるけど、小手先の対応でなくヒトが有機的に繋がったモノに触れた時、興味が深まるのはモノでなくヒトだよね。

今日もモノを作ったヒトに出会ったけど、このヒトが作ったモノなら欲しいと思っちゃう。

それはそのヒトの魅力なんだ。

結局、モノを見ているつもりでも、実はヒトを見ているのでしょう。


ひととなりが見える美しい皿の裏


2016年8月18日木曜日

あなたは伊調タイプ、イチロータイプ? パフォーマンスとパーソナリティの関係とは

女子レスリングで伊調馨選手が五輪4連覇という離れ業をやってのけた!

いやー、「すごい」を通り越して「すごすぎる」パフォーマンスだね。

「すごすぎる」パフォーマンスで言えば、つい最近、大リーグで3000本安打を達成したイチロー選手も「すごすぎ」ます。

でも、この二人、パーソナリティはだいぶ違うんじゃないのだろうか。

イチロー選手が引退すると言い出した話は聞いたことが無いけど、伊調選手は五輪2連覇のあと目標を失って引退をするつもりだったそうだ。

イチロー選手が現役プレイヤーにすごく執念を持っているのに対し、伊調選手はけっこうレスリングに対してあっさりしている印象があるよね。

でも、二人のパフォーマンスと成果は「すごすぎる」。

やると決めたらとことん鍛えるマインドセットが二人に共通しているところだけど、これが超絶アスリートには欠かせない行動様式であることは間違いないでしょう。

誰に言われなくてもやっちゃうイチロー選手と、母親が喜ぶことを知って現役続行した伊調選手。

自燃型人材(勝手に燃え上がってくれる人)、他燃型人材(他者が火をつければ燃え上がる人)と言われることもあるけど、伊調選手の活躍は自燃型人材がパフォーマンスや成果を出すという考え方が単なる手抜きだっていうことを示しちゃったよね。

また、自燃型だって燃える気満々だけど実際には燃えない人も居れば、燃えるようには思えない人なのにガンガン燃えている人(イチロー選手はこのタイプ)もいて、表面的なパーソナリティや印象でその人の将来のパフォーマンスや成果を見切っちゃいけない。

イチローを見出した仰木監督や伊調選手のお母さんのように、真のパーソナリティに働きかけることで初めてパフォーマンスや成果を生み出す関わりと言えるのだ。


印象的な2016年8月

2016年8月17日水曜日

ドラえもんはなぜドラえもんなのか

今日は久しぶりに仕事でマーケティングデータの分析をしていた。

目の前に分析結果のマップを広げて想うことは消費の不思議だよね。

旅行に行きたいかと聞けば9割以上の人が「はい」と答えるけど、旅行業界を支えているのは1割り程度のハードリピーター。

こんな風にモノを買う意向と行動には大きなギャップがある。

もちろん、「時間が無い」「お金が無い」「事故が不安」など行動にブレーキをかける要因はいくつもある。

でも旅行好きの人ってちょっとした時間を作っては旅行に出るからフェイスブックとか見ていても「あ、また旅行している」って感じられるのだ。

この現象を思い出すとなぜがドラえもんの歌が頭に浮かんじゃう。

”こんなこといいな、出来たらいいな”

のび太くんの気持ちもよくわかるけど、その想いを現実にしてくれるのは自分じゃない他者なんだよね。

口だけの人にとってこれは楽ちんだ。

で、企業が毎日行っているのが消費者の”出来たらいいな”を一生懸命かたちにすることだけど、本当に対価を払っても欲しいものってじつはみんな知らないらしい。

だからドラえもんに必要なのは無尽蔵の四次元ポケットなんだね。

でも、ドラえもんの側からみたらのび太くんの欲求を情動面含めてシステマチックに満足させるのは未来のテクノロジーをもってしても相当大変だと思うよ。

ドラえもんを頂点として研究開発、メンテナンス、サポートなどの巨大システムが背後に隠れているからこそ、のび太くんはありがたくサービスを使えるのだ。

ロボットとして擬人化されてはいるけど、ドラえもんは”出来たらいいな”を支える巨大システムのインターフェイスでありアイコンだと考えるのが個人的にはしっくりくる。

そしてそんな巨大システムなシステムが無いと口だけの人は消費行動を起こしてくれないのだろうね。

ドラえもんがドラえもんで居続ける理由もそこにあるのでしょう。


青い蛇?



2016年8月16日火曜日

ひとりっ子はわがままって遺伝子レベルの生存戦略?

”よく「ひとりっ子はわがままになる」などと言われるけど、本当?” という質問をNHKエデュケーショナルの「すくコム」というサイトで見かけた。

生まれ育った環境と性格の関係に言及した質問で一見それっぽいけど、人には確証バイアスっていう物事を都合よく解釈する癖があることも忘れちゃいけない。

血液型やら干支やらいろんなものを性格と関連付けて決めつけるのはあまり良くないよね。

心理学は同条件の実験で再現するような科学じゃないけど、科学的な研究によって血液型と性格の関連性はないとされているんだ。

最も遺伝や免疫の観点から、特定の性格特性が強まったのではないかという研究もあって完全に否定されているわけでもない。

犬は狼を祖先とするけど、警戒心が弱く、人に近づき生活をする特性が強化された種であるという説もある。

これらの説の特徴は、遺伝によって特性が強化されることだ。

「ひとりっ子はわがまま」にあてはめるとひとりっ子がわがままであることは生存にとって意味があるってことだけど、そうなのかどうかわからない。

生存戦略として理があるとしたら、兄弟が居て協調性がある子よりも得をしなくちゃいけないよね。

で、ね。先進国って少子高齢化が進むからそこに鍵があるのかもしれない。


はっきよい








2016年8月15日月曜日

SMAPとBeatles 崩壊するチームの根底にあるもの

年明から騒々しかったSMAPがついに解散を発表してオリンピックのニュースをふっ飛ばしちゃった。

事務所としてはこそっとやりたかったのかもしれないけど、だとしたら逆効果だったね。

さて、解散が決まった経緯は知らないのでさておき、チームが崩壊するプロセスを分析すると面白いものが見える。

「高業績チームのフレーム」(J・R・カッツェンバック、D・K・スミス)では、「達成成果」、「集合的作業成果(チームワーク)」、「個人としての成長」がチームでは大切としていて、具体的には、メンバーのスキルの総和、個々の達成に対する責任感、チームワークへの個人のコミットメントがそれらを支えるとしている。

このフレームで考えると、SMAPというブランドバリューは別として会社がチームにどんな目標を設定していたのか甚だ疑問である。

チームとしての芸を磨こうとしたのか、果たすべき責任を示し各人の成長を支援したのか、チームワークへのコミットメントを各人がどうとらえていたのか、知りたいなぁ〜。

単純化すればチームにはオーナーとリーダーとメンバーが居る。

昨年までの実質オーナーが女性マネジャーだとすると、バラ売りを進めた結果としてチームが機能しなくなるとは思わなかっただろう。まったくの憶測だけどね。

チーム崩壊は個人の成長の喪失、コミットメントの喪失、スキルの陳腐化によって起こるのだけど、これはあのBeatlesでも一緒だったと思うよ。

今回の件も本質的にはメンバー個々の成長志向、プロフェッショナリズム、自律的協働意欲が問われるのだろうけど、それを育む関わりをしてこなかったオーナー(女性マネジャーなど事務所サイド)の考え方は良いケース(事例)になるはずだ。


STAY GOLD




2016年8月14日日曜日

柔道からJUDOへ 世界を変えるインシデント

リオオリンピックで男子柔道はロンドンオリンピックでの金メダルゼロから、全階級メダル獲得へ成績が躍進したよね。

柔道をお家芸として捉える人にとっては「復活」だろうけど、TVで放送していた裏話を信じるのならば「進化」であるみたい。

というのも、選手の強化で行っていたのは、ヨーロッパ選手のトレーニングに学んで肉体を強化し、ロシアのサンボという格闘技を習って闘い方を変えることだったらしいからね。

日本の柔道が世界の柔道との関係をどう変えたのかはとても興味深い。

二者間の関係性には、「敵対」「従属」「共存」「共生」と4つのパターンがあるんだけど、これまでの日本の柔道は、自分達が世界の柔道の頂点に立って他を「従属」させる意識がどこかにあったのじゃないかな。

それがヨーロッパの柔道から学ぶ「共存」関係に変わったように思える。

関係性のリニューアルは、「態度」(価値信念、感情、行動傾向)にすっごく大きな影響をあたえるインシデントなのだ。

で、ね。上手に使うと良い結果が導けるし下手に使うと悲惨な結果を招く。

「敵対」の関係性へリニューアルすると何が起きるのかは戦争を見ればわかるよ。

関係性をリニューアルするためには、まずは自分と身近な世界との関係性を全て書き出してみると良いよね。もちろん、自分から見た関係性だけでなく、相手から見たときの関係性も含めてね。

そうすれば、発展的なリニューアルの有り様も見えてくるはずだ。


ひらひら







2016年8月13日土曜日

IoTで企業がやってはいけない、マイクロマネジメントとマインドコントロール

身の回りのモノが情報化されていくこと(IoT)で世の中が変わりそうだ。

マイナンバーで行われる個人特定と、ネットワークに接続された機材の識別番号が結びつけば、何がデータ化されるのかあまり考えなくても分かるよね。

といって、時計を巻き戻すことは出来ないから新しい世界を描き未来を変えたほうがいい。

で、まず、何が起きるか考えてみよう。
個人的に予測するのは以下の3つだ。

1.総グーグル化
2.総ポケモンGo化
3.総マインドセット化

グーグルは、すべてをデータ化することを目論んでいるけど、IoTのアキレス腱は2つある。

一つはバッテリー。もう一つが、必要なデータが何かわかっていないことだね。

事象を解明するためには、解明できるようにデータを作る必要があるから、ひたすら集まってくるデータだけでは足りないことに早晩気づくことになる。
だから、至る所でデータ集めがより苛烈になるはずだよ。

ポケモンGoは、ネットワークを通じて課題と場所の情報を与えると人が可笑しいくらい動きはじめることを教えてくれた。だから、人を動かそうとネットワークを通じてその2つを与える人がどんどん増えると思う。

マインドセットは姿勢のことだけど、自分のことをよく知っている人やハロー効果のある人からのアドバイスはマインドセットに大いに影響する。ある人の情報が一箇所に集まっていればそこから出てくるアドバイスはその人のマインドセットに大きなインパクトを与えることは間違いない。

さて、社会に対して価値を生み出す役割を担うべき企業は、根掘り葉掘り聞き出したうえ思い通りに他者を動かそうとする世の流れに抗わなくちゃいけないよね。

だって、創発やイノベーションは社員の主体性や自発的協働意欲から生まれるものだからね。


どうやって座るの?



2016年8月12日金曜日

実はあの人も強がっている 知るのが先か、任せるのが先か

性格検査を行うと強がる傾向が見えてくる。

強がる人って少なくないのと、意外な人が実は強がりだっていうことがわかっちゃうんだ。

強がる人って弱みを見せたくないから人の言うことを聞けないよね。

簡単に音を上げないっていう良さはあるんだけど、いい加減に事を済ませる癖があるとちょっと困る。

それダメじゃん、って言われても聞く耳持たないのだ。

まあ、そこまで強がる人はしなやかさが足りないから社会に出ると苦労もあるはずで意外と辛いのかもしれない。

もうすぐ終戦の日だけど、太平洋戦争を扱った映画やドラマでは結構、ステレオタイプ的に強がる人が描かれることが多いね。

本当にそうだったのだとしたら、敗戦という挫折は強がる人にも大きな気づきを与えたのだと思います。それが戦後の復興に役立ったのかもしれないね。

聞く耳を持たない人にとって失敗や挫折は成功同様、成長の因となるインシデントだ。

だから「やってみなはれ」と任せることが大切なんだよね。

もちろん、いい加減な人は除いてね。


滑走路みたい



2016年8月11日木曜日

Who is leader?  リーダーは誰ですか?

リーダーやリーダーシップに関する定義って世の中に溢れているよね。

恐れずに最もシンプルに言えばリーダーとは、「名実ともに人の上に立つ人のこと」だ。

だから判断や決断を通じて下の人を導くのだね。

で、ね。一般的な会社にみられる階層型組織は、人の上に人が居る構造だから上の人がリーダーでないと本当に都合が悪い。

つまり物理的な上であって、実践的な上じゃない場合があるってことだね。

舛添前都知事が良い(悪い?)例でリーダーのポジションに居たけどリーダーじゃなかった。

一方、ネットワーク型組織では上位のノード(束ねる役割)という概念はあるけど、フラクタル(自己相似)なネットワーク機能の一部だから導くわけじゃない。

インターネットを考えればわかるけど、プロバイダーはプレイヤーあるけどリーダーではないよね。

グーグルにしてもマイクロソフトにしてもアップルにしても先進的な取組みで業界の先端にあるけど我々のリーダーじゃない。

彼等に持っているのはリーダーシップ、つまり、人の上に立てる価値だ。

人でもそう。リーダーでなくてもリーダーシップは誰でも持てるし持っている。他者に対する強みこそリーダーシップなんだ。

逆に言えば、リーダーシップを発揮し、他者がそれを認めればそれがリーダーだ。

だから誰でもリーダーになれる。

こうしてみるとリーダーの適性は本人が決めることじゃなく、周囲が認めることってすぐわかるのだけど、周囲がその人の何を認めるのか知ることはリーダーを見つける近道だよね。


リーダーは彼


リーダーは私


二人ともリーダー


リーダー不在

2016年8月10日水曜日

ジョウシとアタシ(上司と私)

上司は選べない。

会社に入るとそこに待っているのは仕事と上司だ。

仕事はある程度選べるけど、残念ながら上司はあまり選ぶことができない。

また「この人の部下になりたい」と思って会社を選んでも、上司が変わってしまうことも珍しくないよね。

酷い上司に中ってしまったらそれはまちがいなく悲劇なのだ。

「相性」という声も良く聴くのだけど、これがまた仕事をしてみないとわからないときている。

一方で会社はつねにベストパフォーマンス、ベストエフォートを「上司」にも「私」にも求めてくるから「相性」を越えて努力、鍛錬をしなくちゃいけない。

でも「選べない上司」と「わからない相性」にどう努力、鍛錬すればいいのだろう。

昔はこの手の「ご縁」が社会の至る所で見られたけど、最近は「得体の知れない出会い」はみんな危険だと感じるんじゃないかな。

就活生は職場の雰囲気をとても気にかけるのも、リスクを避けたいからだよね。

自由に選べるものが増えるほど、自由に選べないことへ過剰な不安を抱くようになる。

会社って、未知のものと遭遇し世界を広げる場所だと思えば、得体の知れない上司との相性は悪いほうがいいのかも知れないけど、そういう声を聞いたことはあまり無いなぁ・・・

逆に「あーしてくれない」「こーして欲しい」「そこがだめ」「合わない」っていう声は多いけどね。


相性じゃ語れないよね〜




2016年8月9日火曜日

我思う我、誰思う我 

心理学では、自分が思っている自分と他人が思っている自分には必ずズレがあるという知見がある。

その差分が、「わかって欲しい」とか「なんでわかってくれない」といった承認欲求の根源だと思うんだよね。

なぜなら、ズレが無ければ生じない感情だからね。

じつは、知覚と理解のズレは人を学びに駆り立てるよく出来た仕組みだと思いわけです。

「えっ?」って思う瞬間にどれだけ考えが巡っているのか考えるとよくわかります。

大村はまさんに関する本の中で、大村さんの恩師の方が、「考えさせることをさせた人が一番えらい」という一節がありますが、まさにズレとは人に考えを起こさせる自然の仕組みと言えるのだ。

人との関わりが成長にとって大きな役割を果すことは言うまでもないけど、関わりにとって大切なのは「ズレ」のみえる化。

それは、関わりを増やすほど、ズレが増え、成長が進むのじゃないかな。


その話は、なし ね。

2016年8月8日月曜日

友を纏う あなたを作る、あなたが作る

気の合う友達との時間は心地良いよね。

でも、その心地よさがあなたを作り上げている、としたらどうだろう。

実は、何気に心地良いことって、人となりに大きな影響を与えている。

だから、友達を見ればその人がわかるのだ。

この文脈は、不良と付き合うと不良になるっていうと一緒だよね。

友達だけでなく、趣味や仕事なども勝手に人となりを作り上げている。

その人の種(シーズ)は、成長する過程で無意識に選択をしている。

それはそれで仕方がないことなのだけど、心地よいことだけでなく、時に心地悪いこと、居心地の悪さを踏まないと自分をリニューアルするこができない。

寝る前に今日の良い出来事を思い出すことは、心(精神)を健全にしてくれるけど、たまには、居心地の悪さに思いを馳せることも大事だね。


友を纏う

2016年8月7日日曜日

あなたのチームに自己流に固執するメンバーがいる さて、どう扱いますか?

昨日、NHKでABUロボコン代表選考会の様子を放映していたけどとてもおもしろいシーンを観たんだ。

準優勝した豊橋技術科学大学のチームの苦闘ぶりを描いた場面だったのだけど、チームが上手く機能しない。

正確には覚えていないけど、なんでもガムテープで止めようとする人やマイペースで協調性が無い人など良く言えば個性的なメンバーが満ちてた。

番組のナレーションでは、多くのメンバーが高専ロボコンの経験者で自分のやり方に自信を持っていることがその原因であると言っていたけど、多分にもともとの性格もあるよね。

そして経験が性格を強化したことでチームワークが難しくなっているのだと思う。

さて、チームで経験者が自分のやり方に拘って活動の障害となることがある。経験者は自分が学んがやり方が一番だと思っているから固執しちゃうんだ。

だからメンバーやテーマが変わっても、その人のやり方、あり方を変えられない。

これ、本当に困るんだ。

だって、「過去と他人は変えられない」(E・バーン)。

なだめたりすかしたり、自分を変えて未来を変えるしかないのだけど、経験から言ってその手の人はとても手強いのだ。

で、ね。もし自分が豊橋技術科学大学のチームのリーダーだとしたどうするか考えてみた。

自分のあり方を変えるだけでは足りないし、やり方を変えるだけでも足りない気がするので、きっとあり方とやり方を両方変えます。

変え方には臨機応変さが必要だけどまずはインパクトがありかつイノベーティブな選択肢を探すことになるだろうね。


百度、する?





2016年8月6日土曜日

眼の奥に宿るものって何だろう

買い物に行く途中にある駐車場では、つばめが天井で子育てをしている。

ちょっとした金具なのに上手に巣を作るものだよね。

だいぶ大きくなったヒナがじっとこっちを見る眼は、すでに生きる厳しさを知っているみたいです。

その眼を観て、厳しさって眼に宿るものだなぁとつくづく思っちゃった。

自分の眼に宿るものを感じるのは自分ではない相手なんだろうけど、眼力で自由自在に伝えたい自分を作り出せたら便利だな。

大きな鏡を置いて人に会う前の自分を確認する営業の職場があるって聞いたことがあるけどチェックすべきは服装よりも眼力だと思う。

女性の印象は目のメイクによって大きく変わるけど、眼の奥に宿るものはメイクと別物じゃないかな。

で、ね。目の奥に宿るのはその人が自然に周囲と繋がるパワーだと思うのです。

だからその人に惹きつけられたり、近寄り難かったりするサインになるのでしょう。

ツバメのヒナの眼には厳しさがあるけど、すごく惹きつけられるのは自然と強く繋がっているからなのだろうね。



あとすこしで巣立ちかな

2016年8月5日金曜日

「お休み」を対話する日 がちゃトーク・ナイトより

イギリスではHoliday、アメリカではVacation、そして日本ではお休み。

ということで始まった「お休み」がテーマのがちゃトーク。

引き当てられたトークのお題は、「一日のおやすみの前は何を思う?」、「ズル休み」、「せっかくの休日なのに一日ぼーっとしてたよとつぶやく夕方。さあその日の夜をどう過ごす?」、「お休みがあっという間に終わってしまいます。どうしたら時間を長く感じられますか?」といつもと同様に多様になった。

この発見が、がちゃトークの醍醐味でもあるのだ。

さて、最初のお題でトークをした方は、その日にあったいいことだけを思って寝るのだそうです。

これはあまり考えたことが無かった。

でも、そういえば夜、眠りにつく愛犬の写真をSNSにアップするとき、コメントは「いい夢みようね」的なものが多いから、寝る時間をいい時間にするということは無意識に考えているのかもしれないね。

いいことを思うために、いいことを探す癖が身につくので、日々がポジティブに送れるようになるらしい。ちょっと試してみたくなった。

毎日がいい一日であるということはわかりやすい「幸せのかたち」だから幸せになりたいひとにはオススメの習慣だよね。


がちゃトーク、盛り上がりました






2016年8月4日木曜日

にっちもさっちもどうにもブルドッグ

犬好きにはちょっとショッキングなニュースです。

ブルドッグが危機、遺伝的に似すぎ

選択的交配によって遺伝的な多様性は失われ、障害をもつ子が多いらしい。

そしてこのまま交配をすすめるとさらに状況は悪くなるようだ。

交配をするのはブリーダーだけど、ブルドッグを飼いたい人がその愛嬌ある独特の風貌を好むのことに問題の根がある。

ブルドッグを飼う人の愛情がブルドッグの健康を蝕んでいるのだとしたらとても悲しいことだね。

こうした愛情の掛け違いはブルドッグだけの問題じゃない。

欲しがるままに人が食べるものをあげてしまい肥満や腎臓病になるペットも少なくない。

その結果つらい思いをするのは愛しているペットなんだよね。

だから愛情を注ぐ側には常に我慢が必要ってことを絶対に忘れちゃいけないと思う。

これは人とブルドッグの話だけど、人と人、人と自然、そして自分に対してもあることです。

サボテンに水をあげすぎると根腐れをおこすし、楽しいからと飲みすぎれば自分の身体を痛めつけていることになるんだよね。

ということでブルドッグを見たら我慢が大切なことを思い出そうと思います。


よしよし




2016年8月3日水曜日

甲子園に新し風は吹くのか みんなで学びを考えよう

政府はもとより日本を代表する上場企業で女性活躍が議論される中、甲子園での一件は日本社会の実態を象徴する出来事だったよね。

大きな問題は、これが社会問題としてではなく女子高生の、的な矮小化された観点で語られることじゃないかな。

今回の報道はLBGTも含め、バイアスで社会を正当化する現状を追認しているように思えて仕方がないです。

誰もが酷いと思うことを酷いと報道するのは扇動的だ。

誰もが酷いと思うことをなぜ酷いと思うのか考えさせることが学びを生む態度。

で、ね。マスコミに学びを期待するのも酷なのでそれぞれが学べば良いのでしょう。


世界を観よう


2016年8月2日火曜日

適材適所のマッチング その人の真の役割とは

組織の人材には「適材適所」という「おまじない」がある。

その人が最大のパフォーマンスを発揮できる場所、もしくはその場所が最も必要としてる人材の組合せ、だね。

でもこれはかなり誤解を招く表現である。

というのも適材適所はジグソーパズルではないのだ。

では、適材適所が実現したとして、その人が場所にもたらす物事とは何だろう。

それはイノベーションだ。

創造的イノベーションでも、破壊的イノベーションでも良いのだけど、それまでのやり方を上書きして元に戻れない状況にすることが適材の為す仕事なんだ。

だから適材の人材にやりがいはあっても気楽さは無いよね。

で、ね。職業で言われるミスマッチ、アンマッチの本質はそこにある。

欠員補充的なマッチングイメージが、ミスマッチ、アンマッチを乱発することになるんだ。

組織や仕事を変革したかったら目的を遂げることが一番上手い人材に任せればいい。

例えば、顧客との関係性を変えたかったら、他者との関係性作りが一番上手い人材が適材だ。

そしてその適材が組織を変革することを邪魔してはいけないし、もし変革出来なければ適材ではないのだ。

その観点で組織を見直すと適材適所の実情が見えてくるはずである。


雫が滴る


2016年8月1日月曜日

集中力を高める3つの方法 リーダーはPC・スマホを捨てなさい

先日参加したセミナーでは、グラフィック・レコーディングの場数を踏むという個人目的があった。

グラフィック・レコーディングとは、イラストなどを用いて議論や対話の可視化と記録を行う。

あまり知らなかったのだけど、このグラフィック・レコーディングやグラフィック・ファシリテーションなどは最近はとても人気のあるテーマらしい。特に組織開発(組織をより機能させる行為)では積極的に活用されているようだ。

参加した「議論の可視化にできること」というセミナーも100名規模で満員御礼だ。

さて、3時間のセミナーで6名が語るという場数としてはハードな内容にも関わらず多くの気づきと記憶が生まれたのは新鮮な驚きだった。

それだけ集中したことに気づいて驚いたのだ。

では、これまでのセミナーやカンファレンスと何が違っていたのだろうか。

行っていたことは、スケッチブックに茶とピンクと黄色のペンで登壇者の話を記録し、イラストを書いたことだが、気づいたことを挙げると以下の3つになる。

1.場を五感で感じ、話し手をじっくり観る
2.手を動かし文字とイラストで記録する
3.IT機材(パソコン、スマホ、ICレコーダー)は一切使わない

1つ目はグラフィック・レコーディング特有の効果かもしれない。グラフィック・レコーディングでは、雰囲気を記録することが大切になる。そして雰囲気を感じるためには場を感じなくてはならない。例えば、隣の席が船を漕ぎ始めたことなどもレコーディングしながら感じ取る。
そして、話し手の顔をイラストで描く時に観察が欠かせない。見ると観るの違いがそこにある。

2つ目には思い当たる節がある。昔、学生だったころ、辿り着いた最も効果のある勉強法は、授業中にしっかりと話しを聞きノートを取ることだった。
それで思うのだけど、人は聴いている話を手を動かして紙に記録しているとき同時に脳にも刻み込んでいるのだろう。

3つ目は、記録する能力を外部装置に頼らないことで人間は本来持っている能力をより高く発揮する。さらに、PCやスマホには、他なる情報からの誘惑が絶え間ない。メールをチェックしたりFBに通知があったりと常にマルチタスクが強要されてしまう。だから、使わないのが一番だ。

振り返って考えるに、この3つのルールを守れば何事にも集中して望むことが出来るだろう。

「リーダーは集中力を操る(2013 D.Goleman)」 でダニエル・ゴールマンは、リーダーは自分を見つめる、他者に関心を集中させる、外界に広く関心を向けるという3つの集中力を操る必要があることを論じた。 

3つのルールのうち、1が外界への関心と他者への関心、2が自分を見つめる実践、そして3がそれらを阻害する要因だ。

したがって、リーダーシップを高めたいと考えているリーダーや組織は、自ら、そしてメンバーに集中力が必要な場面では、PC・スマホを自ら捨て、メンバーにも捨てさせ、代わりにスケッチブックと三色のペンを与えなければならないのだ。


集中力